沖縄そばについて

古くは、明治時代に中国人が木炭に上澄み液と小麦粉を混合して麺を打ち、汁と共に食べたのが沖縄そばのルーツとか。 その為、中華そば・支那そばの仲間として位置づけられています。

そば粉を使用している本土のそばに対して、そば粉を全く使わず、
小麦粉100%で作られているのが、大きな特徴です。

沖縄そばの歴史

琉球王朝時代、宮廷での麺料理に端を発するとも言われる。その歴史を溯れば、明治中期、那覇に唐人の経営する店が始まりと言われています。 その後、明治後期から大正時代にかけて那覇の街に次々とそば屋が登場。戦後を経て、復帰後はまさに百花撩乱のように各地にそば屋が誕生していきました。

製法

小麦粉100%とかん水で打たれた麺に、豚骨とかつお節でしっかり取られただしが作り上げる。 食感豊かな手揉みの麺を釜で高温ゆでし、ゆで上がった麺を食油で打ちあげるのが大きな特徴です。それは亜熱帯の気候条件の下、麺の表面に皮膜を張り直接空気に触れさせない事で酸化を防ぐという生活の知恵が生かされています。

その他

国内では珍しい"噛む麺"。噛むという行為が脳を刺激し、内蔵器官を活性化させることから、長寿の食べ物と言われています。一日あたり15万食・ひとり当たり年間46杯という数字が残す、まさに沖縄県民の大衆食の王様と言えるでしょう。